Ion Exchange Resins（イオン交換樹脂）

イオン交換は、溶解したイオンを溶液から除去し、類似の電気的性質を持つ他のイオンと交換する可逆的な化学反応による化学技術です。
イオン交換樹脂は、イオン交換反応を促進する効果があります。 樹脂自体は、炭化水素とイオン交換部位のネットワークを形成する有機ポリマーで構成され、マトリックス全体に「官能基グループ」と呼ばれるイオン交換部位があります。イオン交換樹脂は、陽イオン交換樹脂と陰イオン交換樹脂、および混床イオン交換樹脂に分類され、陽イオン交換樹脂は陽イオンと交換でき、陰イオン交換樹脂は陰イオンと交換が可能です。混合床イオン交換樹脂は陽イオン樹脂と陰イオン樹脂の物理的混合物であり、同時に水中の陰イオンと陽イオンを除去することが可能です。
 

Adsorbent Resin（吸着樹脂）

吸着樹脂は設計可能なマクロポーラスポリマー吸着剤であり、通常は植物抽出、医薬品精製などに使用されます。人間によって使用された最も早い吸着剤は活性炭で、物理吸着、化学吸着、イオン交換吸着によって水中の汚染物質を除去することが可能です。また、優れたガス吸着特性を示すことも確認されてます。
マクロポーラス吸着剤は高分子ポリマーの一種で、吸着と分子ふるいの原理を組み合わせ、有機物質を濃縮・分離します。マクロポーラス吸着剤は懸濁重合によって調製され、酸、塩基、有機溶剤に不溶です。またこの吸着剤は多孔質、骨格と極性は、あらゆる種類の分離要件を満たすように設計することが可能です。
 

Solid Phase Peptide Synthesis（固相ペプチド合成）

固相ペプチド合成法は、ロバート・ブルース・メリフィールド氏によって初めて提唱されて以来、その効率の高さから液相ペプチド合成法よりも人気になりました。この方法は、不溶性の支持体上でアミノ酸誘導体を連続的に反応させることにより、迅速にペプチド鎖を組み立てることが可能です。
 

Sieber Resin Solid Phase Peptide Synthesis(Sieber 樹脂固相ペプチド合成)

Sieber樹脂は容易かつ還元的にアルキル化することができ、第二級カルボキサミドの合成に適した支持体の提供が可能です。この樹脂は、C末端カルボン酸基がヒドロキシメチルフェノキシ-β-アラニンアミドエステルとしてブロックされた保護ペプチドフラグメントの製造にも使用されています。